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東京ディズニーリゾートには、入ったばかりの新人キャストから開園当初からずっと働き続けているキャストまで、約2万人ものキャストが働いています。キャストは新人だからといって「研修中」などといったネームプレートはつけません。なぜならパークという舞台に出れば新人もベテランも関係なく、全てのキャストがゲストに最高のおもてなしをする必要がある為です。
ところで、キャストは成果・経験に応じて5段階の職級に分けられていることはご存じでしょうか。M.A.G.I.C(マジック)と呼ばれる5段階の職級制度で、キャストはMからスタートし、最高ランクのCを目指します。一体、それぞれの職級はどのような意味を持つのでしょうか。
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Mキャスト
入社したての準社員はMキャストからスタートします。上司や先輩に仕事を教えてもらいながら一人前のキャストへ向けて準備をします。このことから、Mには「
Make up(化粧する)」という意味が込められています。
Mキャストは「Tips on Magic」という入社時研修を受け、キャストとしてあるべき姿などを学びます。Mキャストは一定期間経つとAキャストに昇格します。
Aキャスト
自分の力で標準的な仕事ができるキャストです。一人前のキャストとして演技を始めるキャストということで、Aは「
Action(演技始め)」という意味。一般的にいうところの「研修中」を卒業した状態といえます。
Aキャストは「You Make Magic!」と呼ばれる研修に参加します。そこではキャストのやりがいをおさらいします。
Gキャスト
Gキャストになると先輩として後輩をサポートできる立場となります。キャストとしての成長、そして後輩を見守るということから、Gは「
Growing(成長する)」という意味。仕事の進め方だけでなく、精神的な面でも後輩をフォローします。
Iキャスト
Iキャストは他のキャストの手本となるキャスト。演じるのはもちろんのこと後輩を指導する立場となります。Iは「
Instruct(教える/指導する)」という意味。Gキャストは後輩をサポートするという立場でしたが、Iキャストになると後輩を指導し、育てる立場になります。
Cキャスト
キャストとして最上位の職級です。テーマパーク社員や正社員と同じレベルの業務を行う部署もあるなど、チームを統率する立場。Cは「
Captain(キャプテン/チームをまとめる)」の意味。このレベルの階級へ行きつくには経験・努力・統率力など、様々な要素が必要となります。
Iキャスト、Cキャストまできたらディズニーリゾートにとってかなり貴重な人材となります。
まとめ
「M.A.G.I.C(マジック)」のそれぞれの意味をまとめると次の通り。
M:Make up(化粧する)
A:Action(演技始め)
G:Growing(成長する)
I:Instruct(教える/指導する)
C:Captain(キャプテン/チームをまとめる)
Cキャストになる為には様々なハードルを越えていく必要があります。ちなみに、事務職はM〜Gまでのみとなっています。事務だと指導したり統率するといった要素があまりない為、Gまでとなっています。
グレードアップ制度が「M.A.G.I.C(マジック)」で分けられているとは、ディズニーらしい職級制度ですね。
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