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1983年4月16日、東京ディズニーランドのオープンとほぼ同時期にオープンしたアトラクション、「
イッツ・ア・スモールワールド」。小さな世界のメロディと共に、平和な世界を巡るメルヘンチックかつ夢溢れるアトラクションですね。
2018年の春頃に大幅リニューアルの為、2017年3月からは一時クローズとなっている「イッツ・ア・スモールワールド」ですが、今回はディズニーランドを代表するアトラクションの1つ「イッツ・ア・スモールワールド」について13のポイントをまとめました。
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2014年に50周年を迎えた「イッツ・ア・スモールワールド」
「イッツ・ア・スモールワールド」が世界で初めて公開されたのは1964年4月22日。公開されたのはディズニーパークではなくニューヨーク世界博覧会でした。約12ヶ月開催されたこの大イベントで、パビリオンとして出展されたのが始まりでした。
その後、1966年5月28日にアメリカ・カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドに移設され、今では世界中のディズニーパークに建設されています。2014年4月22日には、初公開から50周年を迎えました。
50周年を記念して配布されたリーフレット
東京ディズニーランドでは、「イッツ・ア・スモールワールド」の50周年を記念して期間限定でリーフレットが配布されました。Qライン(待ち列)で配布されたリーフレットの表には「50TH ANNIVERSARY」の文字とともに各国の子供たちが手をつないだイラストが描かれています。
リーフレットの裏には「イッツ・ア・スモールワールド」の誕生秘話などが書かれています。2014年4月中旬から5月中旬まで配布をされた記念のリーフレットです。
願いを叶える隠れピノキオ
願いが叶う隠れピノキオがいるのは終盤のエリア。白い衣装を着た人形たちがたくさん登場する中、進行方向右側に円盤状のくるくる回る台があり、その上にピンク色の髪をした女の子がいます。
右手を見るとなんとピノキオの人形を持っています。ピノキオを見つけたゲストは願い事をすると叶うと言われています。
オーディオ・アニマトロニクスの数
「イッツ・ア・スモールワールド」に登場するオーディオ・アニマトロニクス(ロボット)は合計550体。動物は約250体、子どもの数は約300体。多くのオーディオ・アニマトロニクスが設置されています。ランドで最も動物のオーディオ・アニマトロニクスが多く登場するアトラクションでもあります。
15分おきに行われている演出
「イッツ・ア・スモールワールド」では、「12:00」「12:15」「12:30」「12:45」のように15分おきのキリが良い時間に「小さな世界」の音楽が流れ始め、ミニショーが行われます。ショーはアトラクションの外観中央にあるクロックタワーで行われ、扉から各国の民族衣装を着た24体の人形が登場します。
名曲「小さな世界」は2週間で完成した
(C)DISNEY
ウォルト・ディズニーは「イッツ・ア・スモールワールド」のテーマ曲に対し、「どんな言語でも歌えてすべての楽器で同時に演奏できる」といった理想を持っていました。作曲を依頼したのはシャーマン兄弟。「魅惑のチキルーム」や「メリー・ポピンズ」、「チキ・チキ・バン・バン」など、数々の名曲を生み出してきた作曲家兄弟です。
「歌うにも演奏するにも簡単で、できるだけシンプルでチャーミングで覚えやすい曲」。
シャーマン兄弟はこのようなテーマを掲げて作り、なんと僅か2週間で曲を完成させました。
「君が代」が流れていた可能性
世界各国の子供達が歌う「小さな世界」のメロディが耳に心地良い「イッツ・ア・スモールワールド」ですが、ウォルト・ディズニーは当初「イッツ・ア・スモールワールド」に各国の国歌を使用することを計画していたこともありました。
しかし、実際に国歌をセットしてみると各国の国歌はテンポがバラバラ。ゴチャゴチャしてしまい、国歌は結局ボツとなりました。万が一テンポが合っていたら日本のエリアで「君が代」が流れていた可能性もありました。そうなったら雰囲気はまったく異なるものになっていたことでしょう。
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www.tokyodisneyresort.jp
「イッツ・ア・スモールワールド」には1983年の開園以来、そごう(百貨店)がスポンサーについていました。しかし、2008年4月15日にスポンサー契約を終了。その後はずっとスポンサー無しの状態が続いていました。
2013年9月4日から「イッツ・ア・スモールワールド」の新スポンサーとなったのは、
日本通運株式会社。引っ越しサービスで有名な企業ですね。
日通は「イッツ・ア・スモールワールド」だけでなくディズニーパーク内の他の施設でもスポンサーについています。ランド・シーの「宅配センター」、そしてシーの「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」も日通がスポンサーです。
裏側には社員食堂?
パーク内からは見えませんが、「イッツ・ア・スモールワールド」の裏側には社員食堂があります。東京ディズニーリゾート内の社員食堂は7つあり、その1つがスモールワールドのすぐ近くにあります。スモールワールド裏の食堂の名前は「ファンシー」。
日本一〇〇な人物を突き動かした
via:誰も知らなかった!東京ディズニーランド30年
1983年4月、日本一早く東京ディズニーランドに並んだ人物がいます。その人物は杉浦一郎という旅行代理店に勤める男性。ツアー添乗員として一年中海外をまわり、世界60か国を渡るほどの大ベテラン。
東京ディズニーランドのオープン当初、彼は3日間も徹夜して並んだことで日本で最初に並んだ人物となりました。これほどまでにディズニーランドに対する熱意が強かったのは「イッツ・ア・スモールワールド」の影響でした。1980年の夏にアメリカのディズニーランドで乗った「イッツ・ア・スモールワールド」が忘れられず、このことが彼を突き動かしました。
2018年に大幅リニューアル
2018年の春頃に大幅リニューアルを予定している「イッツ・ア・スモールワールド」。リニューアルの為、2017年3月1日にいったんクローズされました。
今回発表されたのは初の大幅リニューアルで、なんとディズニーキャラクターが約40体追加され、ディズニー音楽も新たに追加されます。これまではピノキオだけだったのがまさかの大幅増員。
「アナ雪」「塔の上のラプンツェル」「ふしぎの国のアリス」などなど、様々なディズニーキャラクターが追加されます。ちなみに、海外ディズニーパークにはディズニーキャラクターがたくさん登場しています。
アメリカの「イッツ・ア・スモールワールド」は真っ白!
アメリカ・カリフォルニア州、フロリダ州のディズニーパークにある「イッツ・ア・スモールワールド」は真っ白。一方で、フランスと香港は色鮮やかです。東京ディズニーランドは色鮮やかなほうですね。
実は東京ディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」もかつては白や水色の寒色系が中心でした。どちらかというとアメリカに近い落ち着いたデザインでした。
アメリカの「イッツ・ア・スモールワールド」で起きた問題
アナハイムの「イッツ・ア・スモールワールド」ではボート(ライド)が沈んでしまうという問題が発生したことがあります。理由は体重の問題。ゲストの総重量が重すぎて沈んでしまうことがあったのです。日本ではありえないことですよね。
近年、アメリカでは肥満者数が増加しており、昔に比べて国民一人一人の体重が増えています。その影響はアトラクションが沈むという異常事態の発生へとつながっています。そこで、改修の為に2008年1月にアトラクションをクローズして2009年2月に大幅リニューアルオープンしました。
まとめ
世界中にある「イッツ・ア・スモールワールド」ですが、国ごとに雰囲気などは異なります。2018年のリニューアルオープンでは、どちらかというと海外の「イッツ・ア・スモールワールド」に近づくような印象。どの程度ガラッと変わるのかは気になるところです。50年以上の歴史を持つ「イッツ・ア・スモールワールド」は今も進化を続けています。
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